お客さまから、「ホームページが消えてしまった!」とのご相談がありました。
お客さま「レンタルサーバーの契約更新を忘れていて、ホームページが消えてしまいました!なんとかしてください。」
カラクロ「過去の時点のバックアップファイル等ありますか?」
お客さま「サーバー上にバックアップを置いていたので、全部消えてしまいました。料金を支払って復旧できないかレンタルサーバーの会社に問い合わせしたけど、復旧することはできないと言われました。」
カラクロ「インターネット上のキャッシュが残っていれば、復元できる可能性があります。お調べしますので少々お待ちください。」
カラクロ「キャッシュが残っていましたので、復元が可能です。」
お客さま「本当に良かったです、お願いできますか?」
というような流れとなりました。
実際に今回のケースでは、Wayback Machine(ウェイバックマシン)というインターネットアーカイブのサービスを利用しました。
このサービスは、世界中のウェブサイトを定期的に自動保存しており、過去の状態を閲覧することができます。
たとえば、ドメイン名(https://example.com のようなURL)を入力すると、過去に保存されているスナップショット一覧が表示されます。
日付に背景色がついているところがページが保存されている日となります。
保存されている日付にカーソルを合わせ、日付のリンクをクリックすると、保存されているWebサイトが表示されます。

Screenshot
復元の流れ(概要)
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Wayback Machineで過去のデータを確認
- 保存されている日時を選び、その時点のホームページを開きます。
- ページのデザインや画像、文章などを一つずつ確認します。
-
HTML・画像データを取得
- 表示されたページのソース(HTML)をダウンロードし、画像やCSSファイルを手動で保存していきます。
- ただし、リンク先の階層構造までは自動的に再現されない場合があるため、ページパスの書き換え(例:
/old/index.html→/など)が必要です。
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フォーム機能やスクリプトの再設定
- お問い合わせフォームや予約システムなど、サーバー側で動作していた機能はWayback Machine上では復元されません。
- これらは新たに再構築する必要があり、サーバー設定やメール送信スクリプトの再作成が必要になります。
復元は「できる」と「動く」は別問題
デザインや内容を見た目上復元することはできますが、実際に「お問い合わせフォームが動く」「スマホ対応が保たれる」など、正常に動作する状態にするには、専門的な知識と作業が必要です。
カラクロができること
カラフルクローバーでは、Wayback Machineを活用したホームページの復元作業を承っております。
ドメインやサーバーの再取得から、フォームやWordPressなどの再構築まで、お客様の状況に合わせて最適な復旧プランをご提案いたします。
💡「昔のホームページを取り戻したい」
💡「データがないけどなんとかしたい」
そんなときは、まずはお気軽にお問い合わせください。